ヤクルト7-5中日
こんばんは。
今のヤクルトに対してこの負け方はちょっとひどいですね・・・。
9回裏の山田の走塁が効きました。ヤクルト側からすると1点リードされている無死1塁の場面での盗塁は、かなり勇気のいる選択だったはずです。
いわゆる120%の成功確率がない限り走ってはいけない場面、逆に言えば中日からすれば絶対に走らせてはいけない場面でしたが、見事に盗塁を決められてしまいました。
更に無死2塁からバレンティンのショートゴロの間に山田が3塁まで進みます。これも3塁アウトになれば完全に暴走だったと責められるような走塁でしたが、こういうところで3塁にいかれてしまうってのもね・・・。
なんか中日の守備力を見透かされているような、そんな感じすら受けました。
先発の小笠原ですが、このチームは小笠原というピッチャーをどうしようと考えているんでしょうか。正直大野奬のリードには疑問しかありませんでした。この捕手取った意味ってなんなのかなって思ってしまうぐらい、今日のリードは解せませんでした。
相手打線に対して1巡目は140km/h台中盤のストレートを中心としたピッチングで抑えていきますが、2巡目からはガラッと変わって変化球主体のピッチングとなります。
これはこれでよくあるリードではあるんですが、小笠原というピッチャーが今抱えている課題を考えると、これではいつまでたっても育たないと思います。
やはり速球が魅力のピッチャーですから、今はいけるところまで速球で押していくピッチングをするべきだと思います。
それでも常時140km/h台中盤の球速が出ていれば、じゅうぶん通用するはずですし、チェンジアップも効果的に使えるはずなんです。
その上で6回100球あたりで球威が落ちて捕まるようであれば、スタミナを鍛えるというよりは、7回を100球前後で乗り切るためにはどうするかを、オフの間に課題として取り組めばいいと思います。
このピッチャーのタイプを考えれば、変化球主体になるようでは絶対に成功しないと思います。今日も結局変化球に極端に偏るピッチングになった結果、打者を追い込む頃にはもう投げる球が残っていないという状況に追い込まれていましたし、余計に球数が嵩むことにもなっていました。
小笠原と笠原に関しては、如何にストレートでファウルを打たせることができるようなるか、まずはそこからだと思います。
2人共オフの間に徹底的にストレートを鍛えること、強さだけでなく、困った時はいつでも外角低めにストレートを投げ切れる技術まで身に着けられるように努力するべきです。
そして球数が増えても球威を落とさないためには何が必要なのか、ピッチングとは有酸素運動なのか、無酸素運動なのか、体のどこをどう鍛えればいいのか、そういうことも考えてトレーニングをしていくべきだと思います。
やるべきことは山積みです。オフの間にどれだけ野球漬けになれるか、自分の将来のためにも是非頑張ってほしいと思います。
もう1つ、今日の試合で非常にがっかりした場面がありました。
それは8回表の中日の攻撃、1死1,3塁での代打藤井の打席です。
2ボール0ストライクからの3球目、真ん中付近のストレートを見逃します。
この時点でアホかっていう話なんですが、更に次の変化球を打ってファウルとしてしまいます。
これでもうふざけんなって思っていたんですが、5球目を打ってセンターへの犠牲フライとなります。
問題はここです。
この場面、攻撃する側からしてみれば、犠牲フライは最低限の仕事とも言われるところです。
ところが、藤井は笑みを浮かべながらベンチへ戻ってきました。
相手のホームであることも考えれば、一気に勝ち越しまでもっていかなければいけない場面で同点止まりだったわけで、それがなぜ仕事したったという顔でベンチに戻ってこられるのか不思議でなりませんでした。
これが今の中日の野球なんですよね。
ベテランにしてこんなレベルの野球しかできないんですよね。
これじゃあいつまでたっても強くなんてなれませんよ・・・。
今の中継ぎ陣を考えれば、今日のような試合が増えるのは仕方ありません。なので、負けたことに関してイチイチどうこうはないんです。
ですが、何度も書いていますが、この先に繋がっていくものをちょっとでも見せてほしいんです。
それがちっとも見えてこないので、今の首脳陣ではダメだと思っています。
最後に、アルモンテってなんで途中で交代したんですかね。
結果が出ていないから?どこかに故障を抱えているから?
どちらにしても明日以降、非常に気になりますね。
ではまた。